肺のレントゲン写真では、肺炎や腫瘍、気胸などの異常診断します。
単純レントゲン1枚の被曝線量は大まかに言って 0.1 mGy(ミリグレイ)程度です。これは自然から受ける放射線の日本平均(1年)1.5 mGy、東京ニューヨークを飛行機で往復した際に自然に受ける放射線量 0.2 mGyと比較しても非常に少ない量ですので安心して受けていただいて結構です。
ちなみにCT検査は胸部で 10 mGy、腹部で 20 mGyと比較的高線量です。本当に医療上必要な場合にCTは撮るべきと考えます。
心電図は心臓内の電気的な流れを記録するもので、脈の不整や心臓の筋肉の異常、心臓の筋肉自体に酸素を供給する冠状動脈の異常などの判定に用いられます。
甲状腺が腫れていたりした場合、甲状腺内に良性の腺腫という腫瘍が見つかることも多いのですが、エコー検査で簡単に判定できます。腫瘍が悪性も鑑別しなければならない場合には信頼できる耳鼻科の施設をご紹介させていただき、細胞の検査をしていただく場合もあります。
頸動脈内の動脈硬化による血管の壁の厚さの変化や、コレステロールの沈着によるプラークと呼ばれる粥状(じゅくじょう)動脈硬化巣の有無を判定します。それによって全身の動脈硬化の進行の程度を推定します。
断層エコー検査では心臓の収縮の程度、心臓の筋肉の肥厚の有無、大動脈弁/僧帽弁などの弁の形態異常について診断します。カラードップラー検査を併用することで、弁からの血液の逆流の有無、程度について診断することができます。
聴診で心音に雑音が認められた方、心電図、胸部レントゲンでで心臓肥大などの異常が疑われた方について心臓エコー検査を施工させていただいております。
肝臓、胆嚢、腎臓、脾臓、膵臓について臓器の中に異常がないかどうか判定します。場合によっては子宮、卵巣、膀胱エコーで子宮筋腫、卵巣腫瘍、膀胱腫瘍などの有無について検査する場合もございます。
例えば腹痛でいらっしゃった患者さんの場合胆石による痛みであったり、尿管結石から水腎症などを起こしている場合には、その場で診断することができます。
当院の装置では3分程度で白血球数、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板数のほかそれぞれの血球の大きさの粒度分布まで測定可能です。さらに炎症を示すCRP値も同時に測定できます。
これによって貧血の程度、貧血の原因のある程度の鑑別、体の炎症の程度がその場で判定することができます。
例えばご高齢の患者さんが、なんとなく微熱があってだるいといって来院されることはよくあります。そのほかの症状がはっきりしない場合でも、上記の検査を行って白血球数の増加やCRP高値を認める時はなんらかの細菌感染などを考えて治療していくために指標になります。
糖尿病におけるコントロールの指標となる数字です。
国際標準値で6.5% 以上は糖尿病領域と考えられます。
コントロールの指標としては7%以下に保つことで、合併症の発生を低下させることができると言われています。
眼底が人体で唯一、動脈を直接観察できる場所です。
眼底写真を撮影することで、動脈硬化の程度や、糖尿病の血管に対する影響(糖尿病性網膜症)を観察することが可能です。
尿の中の細胞成分を観察することで、血尿の分類、膀胱炎の有無などをその場で診断することが可能です。
当院では肝機能、腎機能、電解質検査の結果が20分程度で測定できる生化学検査機(ピッコロ)を導入いたしました。
肝機能障害や腎機能障害、カルシウム値、アミラーゼ値の異常がその日のうちに判定できますので、入院適応や症状の原因検索に役立っております。
夜間の気道閉塞によって呼吸が数十秒から2分程度まで停止し、低酸素血症をきたして十分な深い睡眠が得られない状態が睡眠時無呼吸症候群です。
簡易診断装置をつけて一晩寝ていただくことで、翌日に当院ですぐに解析が可能です。1時間に10回位以上呼吸停止が認められれば睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
24時間心電計を装着することで、不整脈の発生の種類、程度、治療の必要性について診断することができます。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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一般)9:00~12:00 | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 | 〇※ | - |
一般)14:30~16:00 | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 | - | - |
風邪症状) 16:30~17:30 |
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※ 風邪症状外来(平日 16:30〜17:30、土曜11:30〜12:30)は予約が必要です。